ポケットWi-FiとeSIMならどっちがいい?
今までポケットWi-Fiを使っていたけどeSIMが便利そう!
海外旅行での通信手段として「ポケットwifi」と「eSIM」のどっちがいいのか迷っている人向けに、どちらも使ったことがある筆者がそれぞれのメリット・デメリットと、どんな人におすすめなのかを解説します。
eSIM | ポケット Wi-Fi | |
---|---|---|
すぐに使えるか | すぐ使える | SIMの到着後 |
複数人で | 使えない | 使える |
機械の持ち運び | 不要 | 必要 |
紛失リスク | なし | あり |
データの追加購入 | できる | できない |
SIMロック解除 | 必要 | 必要 |
結論だけ先に伝えると「圧倒的にeSIM!」です。理由が知りたい人は読み進めてくださいね。
フランスに住んだ経験あり&海外渡航歴20か国ほどの僕ですが、ダントツでeSIMが便利です!
eSIMとポケットwifiはどっちがいい?結論は「圧倒的にeSIM」
海外でスマートフォンを使うには、eSIMとポケットwifi以外にもいくつかの方法があります。
設定の 簡単さ | 持ち運びの 身軽さ | 値段の 安さ | |
---|---|---|---|
スマートフォンの 海外プラン | |||
物理SIM | |||
ポケットWi-Fi | |||
eSIM |
昔からよく知られている方法がこちらの3つ。
・スマートフォンの海外プラン利用
・海外の物理SIMに差し替え
・ポケットWi-Fiをレンタル
eSIMはこれらと比べて新しいサービス(技術)なので聞いたことがない人も多いかもしれませんが、圧倒的にeSIMをおすすめします!
>>海外旅行におすすめのeSIM比較記事へ
便利すぎて、もう今後はeSIMしか使いません!
スマートフォンの本体にあらかじめ埋め込まれたSIMのこと。端末を操作(アプリのインストール・データプランの購入)するだけで、電話やインターネット通信を利用できます。
設定はすごく簡単で物理SIMのように差し替える必要がありません。またポケットWi-Fiのように持ち運ぶ必要もあんし。
操作は全てネット上で完結するのでラクチンで、現地でデータ容量が足りなくなった場合の追加も秒で完了。
その上値段も安く、他の方法と比べるとコスパが最強です。
夫婦での海外旅行時はeSIM一択になっています。
それではeSIMとポケットwifiのメリットデメリットについて詳しくみていきましょう。
海外旅行でのeSIMについて
海外旅行でeSIMを使う場合、必要な操作は全てスマートフォン上で完結します。
使い方は利用するeSIMによって若干異なる部分がありますが、ざっくりの手順はこんな感じ。
①eSIMの購入
②eSIMをスマホに取り込む
③現地でeSIMをONにする
④購入したeSIMの回線に切り替え
日本にいる間に購入・設定を済ませておくと、あとは現地に着いたらそれをONにするだけ。
eSIMを使うのが初めてで使い方が分からない!という場合は、各eSIMについて実際に使ってやり方をまとめています!
>>ヨーロッパ旅行におすすめ
>>ギガをあまり使わないなら最安値多数
>>無制限プランが豊富
>>その他
見ながら操作を進めてくださいね。
eSIMのメリットデメリットについて詳しく解説していきます。
メリット >>詳細へ | 簡単に設定できる(スマホ内で完結) 荷物にならない・紛失しない 日本で購入、到着後すぐに使える 容量の追加購入が簡単 |
---|---|
デメリット >>詳細へ | 音声通話のできるプランが少ない 口コミが少ないことがある 機種によっては利用できない |
eSIMを使うメリット
海外旅行でeSIMを使うを使う主なメリットはこちら。
- 簡単に設定できる(スマホ内で完結)
- 荷物にならない・紛失しない
- 日本で購入しておけ、到着後すぐに使い始められる
- 容量の追加購入が簡単
個人的にはこれらのメリットが強すぎるので、今後の海外旅行でもeSIMを使うと決めています。
簡単に設定できる(スマホ内で完結)
eSIMの一番の魅力は「設定が簡単でスマホ内で完結する」こと!
設定の簡単さ | |
---|---|
スマホの 海外プラン | ネットから手続き or 海外プランのある スマホ会社に乗り換え |
物理SIM | ネットでSIMを購入 →届く →差し替える |
ポケット Wi-Fi | ネットで契約して届くのを待つ /空港で借りる →スマホに接続 →スマホと一緒に持ち歩く |
eSIM | ネットでeSIMを購入 →スマホから設定 |
例えば物理SIMやポケットWi-Fiは借りてから届くのを待つ手間がかかります。(空港でも購入・レンタルできます)
また物理SIMはスマホのSIMを差し替える手間もかかりますね。
契約しているスマホ会社に海外プランがある場合、手続きは簡単!ただしスマホ会社の乗り換えまで必要になる場合は手続きが煩雑です。
これらと比べるとeSIMはスマホからサクッと購入でき、サクっと設定できるのが何よりの魅力です。
荷物にならない・紛失しない
eSIMは荷物にならず、紛失の心配がないのも魅力です。
荷物になるかどうか | |
---|---|
スマートフォンの 海外プラン | かさばらない |
物理SIM | SIMをなくすことがある |
ポケットWi-Fi | ポケットWi-Fiを持ち歩くので なくすことがある&邪魔になる |
eSIM | かさばらない |
特にポケットWi-Fiは荷物がひとつ増える状態になるので、なるべく身軽に動き回りたい海外では邪魔になりますね。
また万が一紛失すると、スマートフォンが使えなくなります。右も左も分からない海外でスマホが使えないのはリスクが高すぎますね。
日本で購入しておけ、到着後すぐに使い始められる
eSIMは日本にいる間に購入・設定しておくと、海外に到着後すぐに使い始められます。
値段の安さだけで選ぶとすると、現地でSIMを購入するのが一番安いことがありますが、購入するまではスマートフォンを使えず不便です。
・空港からホテルまでの行き方が分からない
・万が一のトラブルが心配
こんな場合は出国前にeSIMの用意をしておきましょう!
容量の追加購入が簡単
現地でギガ数が足りなくなったときでも、eSIMなら追加購入が簡単です。
またeSIMのデータプランは少ない容量から購入できるものが多いので、必要な日数分・ギガ数分だけ購入できるのもおすすめポイントです。
eSIMを使うデメリット
一方海外旅行でeSIMを使うを使う主なデメリットはこちら。
- 音声通話のできるプランが少ない
- 新しいサービスなので口コミが少ないことがある
- 機種によっては利用できないことがある
音声通話のできるプランが少ない
eSIMは音声通話のできるプランが少なく、多くがデータ通信のみとなっています。
現地で通話を使う可能性がある場合は、通話のできるプランかどうかを確認しておきましょう。
ちなみに海外旅行によく行きますが、通話は使ったことがありません。
新しいサービスなので口コミが少ないことがある
使ったことのないサービスの場合は口コミが頼りですが、eSIMは比較的新しいサービスなので、マイナーな国やエリアへの渡航の場合は口コミが少ないことがあります。
口コミは事前に使い心地を知るために重要なので、eSIM以外(物理SIM、ポケットWi-Fi、スマホ会社の海外プラン)を使う場合でも必ず調べておきましょう。
そういえばアジア旅行にスマホ会社の海外プランを使用し、全く繋がらなかったという友人がいました。怖い。
機種によっては利用できないことがある
古いスマートフォンを使っている場合、機種によってはeSIMを使えないことがあるので要注意です。
例えばiPhoneなら、iPhone XS・XR以降の機種がeSIMに対応しています。
androidに関しては種類が多いので、それぞれ確認してみてください。(PixelはPixel4以降は全てeSIMに対応)
eSIM対応機種についてはHolafly(オラフライ)のサイトがよくまとまっていますよ。
>>対応機種をチェックする
海外旅行でのポケットwifiについて
ポケットWi-Fiの操作は簡単。自宅のWi-Fiの設定ができる人、フリーWi-Fi・宿のWi-Fi等への接続ができる人であれば、問題なく操作できるでしょう。
①申し込む
②本体・SIMを受け取る
③本体にSIMを挿入し、電源を入れる
④SSIDとパスワードを確認する
⑤スマホのWi-FiをONにし、接続する
それではポケットwifiを使う場合のメリットデメリットについて解説します。
ポケットwifiを使うメリット
海外旅行でポケットwifiを使うを使う主なメリットはこちら。
- 複雑な設定が不要
- 複数人で使える
複雑な設定が不要
ポケットWi-Fiを使うための操作は簡単で、複雑な設定は不要です。
eSIMの設定もそれほど難しいものではありませんが、機械の操作がかなり苦手な場合はポケットWi-Fiの方がスムーズに使えます。
>>グローバルWiFiの使い方をチェック
複数人で使える
ポケットWi-Fiを一台契約すれば、複数人で使えます。
1.2名の旅行では割高なポケットWi-Fiですが、人数が多くなるとお得になることも。
>>グローバルWiFiの値段をチェック
ただし複数人で使う場合、ポケットWi-Fiから離れると電波は通じない点に注意。
迷子になったときや別行動をするときにはフリーWi-Fiを探し歩くことになるので、初めての海外旅行といったシーンではあまりおすすめできません。
ポケットwifiを使うデメリット
海外旅行でポケットwifiを使うを使う主なデメリットはこちら。
- 荷物が増える
- 紛失のリスクがある
- バッテリーが切れると使えない
- 値段が割高
荷物が増える
ポケットWi-Fiはスマートフォンとは別で、ポケットWi-Fiの端末を持ち運ぶ必要があります。
荷物をなるべく減らしたい海外旅行では結構なデメリットのように思います。
紛失のリスクがある
ポケットWi-Fiの端末を持ち運ぶので、紛失のリスクがあるのも懸念点。
紛失してしまった場合は弁償金が発生するだけでなく、現地での通信手段が絶たれることになります。
スリの多いヨーロッパ等で使うのは怖いですね。
バッテリーが切れると使えない
ポケットWi-Fiはバッテリーで動くので、充電が切れると使えなくなります。充電が切れると通信手段がなくなるので、慣れない海外では怖いですね。
バッテリーの持ち時間は使う端末や使用人数によって変わります。
eSIMの場合も当然スマートフォンのバッテリーが切れると使えなくなりますが、ポケットWi-Fiの場合、充電に気を配るべき機器が2つに増えるということを覚えておきましょう。
値段が割高
ポケットWi-Fiの料金プランは、契約するサービスによって異なりますが、eSIMと比べると全体的に割高傾向です。
値段を優先する場合はeSIMがおすすめ。
>>グローバルWiFiのプランをチェック
>>eSIMの料金プランをチェック
まとめ|ポケットwifiかeSIMどっちか悩んだらeSIMがおすすめ
海外旅行でのポケットwifiとeSIMについて、メリットデメリットを解説しました。
eSIM | ポケット Wi-Fi | |
---|---|---|
すぐに使えるか | すぐ使える | SIMの到着後 |
複数人で | 使えない | 使える |
機械の持ち運び | 不要 | 必要 |
紛失リスク | なし | あり |
データの追加購入 | できる | できない |
SIMロック解除 | 必要 | 必要 |
個人の結論としては「圧倒的にeSIMがおすすめ」。操作性・持ち運びの楽さ・値段において圧勝です。
ただし複数人で旅行に行く場合は、複数人で一緒に使えるポケットWi-Fiの方が安く収まる可能性があります。またスマートフォンの設定があまりにも苦手な場合はポケットwifiの方が安心かもしれません。
国別のおすすめeSIMはこちら